一人暮らしの生活費を整える、月初の固定費チェック表

- 一人暮らしを始めたけれど、毎月カツカツで全然貯金ができない
- 家賃や光熱費、スマホ代など、自分ひとりの支出のどこに無駄があるのかわからない
この記事でわかること月末月初に数分で確認できる固定費の見直し手順と、一度の手続きで効果がずっと続く削減ポイントがわかります
「光熱費やスマホ代を払ったら、毎月手元にほとんど残らへんねん…」この春、一人暮らしを始めた姪っ子のさくらから、半泣きで電話がかかってきました。
4人家族のわが家でもやりくりは大変ですが、一人暮らしは『自分で全部のお金を管理する難しさ』がありますよね。
一方で、一人暮らしは家族全員の予定を合わせなくても、自分の暮らしに合わせて固定費を見直しやすい面があります。
今回は、さくらのリアルな明細モデルをもとに、月初にチェックしたい固定費の見直し基準表と、無理なくゆとりを生み出す手順を紹介します。
相談に来た姪っ子のケース
このサイトでは4人家族を基本にしていますが、今回は一人暮らしを始めた姪っ子(新社会人)の家計モデルをもとに見直し方を整理します。
姪っ子(さくら)
iPhone(キャリア契約)
新社会人・一人暮らし1年目
通信・サービス利用状況
「自分ひとりの決断」で今すぐ変えられる!一人暮らしの強み
一人暮らしを始めて最初の数ヶ月、思ったよりお金がかかって驚く人は多いはずです。
姪っ子のさくらも『実家におる時は気にしてへんかったけど、家賃とか電気代がこんなにかかるとは思わんかった』とこぼしていました。
しかし、一人暮らしには大きな強みがあります。それは『家族の同意を得る必要がなく、すべて自分ひとりの決断で進められること』です。
4人家族のわが家なら、スマホのプランや動画サービスを一つ変えるのにも『これ誰が使ってる?』『見れなくなったら困る!』と家族会議が必要になりますが、一人暮らしならその心配はありません。
家計を楽にするために、いきなり『大好きな外食をゼロにする』とか『毎日の食費を極限まで削る』といった我慢から始めると、生活が一気につまらなくなってしまいます。
まずは、一度見直せばその先も負担が軽くなりやすい『固定費の整理』から取り組むと進めやすいです。
| 見直しのアクション | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | スマホ料金 | 8,500円 | 2,970円 | 5,530円 | 大手キャリアから格安SIM・オンライン専用プラン(30GB目安)へ移行 |
| 2 | ネット回線 | 5,200円 | 4,200円 | 1,000円 | スマホと同じ事業者の割引対象回線へ変更、またはマンション格安プラン利用 |
| 3 | 動画・音楽サブスク | 3,000円 | 1,080円 | 1,920円 | 重複している動画配信プランを1つに絞り、音楽は個人プランのみに整理 |
| 4 | 電気・ガス代 | 9,000円 | 8,200円 | 800円 | 契約アンペア数を40A➔30Aへ変更し、電気・ガスセットプランを契約 |
| 5 | 保障オプション (スマホ・医療等) | 4,000円 | 1,500円 | 2,500円 | 端末購入から2年以上経過したスマホの「月額保証(保障)プラン」の解約や、一人暮らしの若い世代にとって過剰な医療保障等を整理し、最低限の共済等へ変更 |
一人暮らしの固定費見直し基準表(さくらのモデル例)
- 優先度
- 1
- 固定費の項目
- スマホ料金
- 見直し前
- 8,500円
- 見直し後
- 2,970円
- 削減額(月)
- 5,530円
- 見直しのアクション
- 大手キャリアから格安SIM・オンライン専用プラン(30GB目安)へ移行
- 優先度
- 2
- 固定費の項目
- ネット回線
- 見直し前
- 5,200円
- 見直し後
- 4,200円
- 削減額(月)
- 1,000円
- 見直しのアクション
- スマホと同じ事業者の割引対象回線へ変更、またはマンション格安プラン利用
- 優先度
- 3
- 固定費の項目
- 動画・音楽サブスク
- 見直し前
- 3,000円
- 見直し後
- 1,080円
- 削減額(月)
- 1,920円
- 見直しのアクション
- 重複している動画配信プランを1つに絞り、音楽は個人プランのみに整理
- 優先度
- 4
- 固定費の項目
- 電気・ガス代
- 見直し前
- 9,000円
- 見直し後
- 8,200円
- 削減額(月)
- 800円
- 見直しのアクション
- 契約アンペア数を40A➔30Aへ変更し、電気・ガスセットプランを契約
- 優先度
- 5
- 固定費の項目
- 保障オプション (スマホ・医療等)
- 見直し前
- 4,000円
- 見直し後
- 1,500円
- 削減額(月)
- 2,500円
- 見直しのアクション
- 端末購入から2年以上経過したスマホの「月額保証(保障)プラン」の解約や、一人暮らしの若い世代にとって過剰な医療保障等を整理し、最低限の共済等へ変更
スマホと自宅Wi-Fiは「セット」で考えるのが基本
一人暮らしの通信費でよくあるのが、実家の時のプラン(大手キャリアの使い放題など)のまま、毎月8,000〜10,000円近く払い続けているケースです。
さくらも『ギガが減るのが怖くて…』と大手キャリアの使い放題プランを契約していました。
しかし、自宅に光回線やマンション導入のWi-Fiがあるなら、外で使うデータ量はそれほど多くないはずです。
自宅のWi-Fiをしっかり活用し、スマホを格安SIMやオンライン専用プランに変更すると、通信費を抑えられる可能性があります。
通信費を見直すときは、スマホとネット回線のセット割引が効く組み合わせにするか、あるいは割引を気にせずahamoなどのシンプルな中容量プランを選ぶのがおすすめです。
これだけで、毎月約5,000円、年間で6万円もの差がつくことがあります。
| 自宅のWi-Fi環境 | スマホプランの選択例 | 合計月額目安 | メリットと注意点 |
|---|---|---|---|
| 光回線あり(個別契約) | 格安SIM(3GB〜5GB) ※セット割引適用 | 約 5,200 円 | 家で動画を見るため外では低容量で十分。スマホとネットを揃えて割引を狙う |
| マンション無料Wi-Fiあり | オンライン専用プラン(20GB〜30GB) | 約 2,970 円 | ネット代が不要なため通信費はスマホ代のみ。外で少し動画を見ても安心の容量 |
| Wi-Fiなし(回線工事不可等) | 格安SIMの使い放題プラン | 約 4,950 円 | テザリングを使ってPCも接続。工事不要でシンプルだが、速度制限に注意 |
使っていない「幽霊サブスク」は月末月初に一掃する
「初月無料やからとりあえず登録した」「昔よく遊んでいたゲームの月額課金」「最近全然観ていない動画配信サービス」など、毎月自動で引き落とされるサブスクは, 意識しないと『幽霊支出』になりがちです。
さくらも『映画見るかも』と動画サブスクを2つ登録し、さらに音楽サブスクも個人で契約していました。合計で月3,000円近く払っていましたが、仕事が忙しくなってからはほとんど映画を観る時間がなかったそうです。
サブスクは、「直近3ヶ月で一度も使っていないものは一度解約する」というシンプルなルールで整理しましょう。サブスクの良いところは、必要になったらその場ですぐ再契約できる点です。「迷ったら一旦やめる」を習慣にするだけで、月々のチリツモ支出は簡単にカットできます。
意外と見落としがち?電気・ガスの契約アンペア数
光熱費も、使い方の工夫だけでなく『契約そのもの』を見直すことで安くできます。
特に一人暮らしで確認したいのが、電気の「契約アンペア数」です。
マンションやアパートによっては、初期設定が「40A(アンペア)」など、一人暮らしには過剰な大きさになっていることがあります。
同時にたくさんの大電力家電(電子レンジ、ドライヤー、エアコンなど)を使わない限り、一人暮らしなら「30A」または「20A」で十分快適に暮らせます。
アンペア数を下げれば、基本料金が毎月数百円安くなります。
さらに、電気とガスを同じ事業者の「セットプラン」にまとめるだけで、使用量が変わらなくても割引が適用されることが多いです。
こうした『一度やればずっと続く仕組み』を月初に確認しておきましょう。
スッキリ解決! アクションリスト
- クレジットカードの先月分の明細を見て、使っていない月額サービスがないか確認する
- スマホの契約内容を確認し、月々の実際のデータ使用量とプランにズレがないか見る
- 電気の検針票で「ご契約アンペア数」が何A(アンペア)になっているか確認する
- 電気とガスが別々の契約になっている場合、セット契約で安くならないか比較する
- スマホ保証や医療保障など、過剰な保障オプションがないか引き落とし前に見直す
姪っ子のさくらも、最初は「手続きが面倒くさそう…」と渋っていましたが、週末に一緒にスマホのプラン変更と不要なサブスク解約をしただけで、毎月8,500円近く浮くことになりました。年間で約10万円のゆとりです。我慢して食費を削るより、一度の手続きで自動的に浮く固定費を見直す方が、一人暮らしの新生活も楽しくなるのでほんまにおすすめです。
記事内の料金や割引額は、2026年5月現在の主要キャリア・事業者の公式情報をもとにした一例です。実際の電気やガスの基本料金、スマホの契約プランや割引適用条件は、お住まいの地域、マンションの設備、契約年数によって異なります。アンペア数を下げる際は、エアコンや電子レンジ、IHヒーターなどの同時使用によってブレーカーが落ちやすくなる可能性があるため、ご自身のライフスタイルに合わせて慎重に行ってください。保障内容の見直し(スマホの月額保証プランの要否、過剰な医療保険など)については、ご自身の体調や端末の使用年数、必要な備えに合わせて、無理のない範囲で判断してください。
確認した公式情報
スマホの不要なオプションや保障プランの見直し方法については、国民生活センターの注意喚起情報などを参考に整理しています。
- 国民生活センター 公式ウェブサイト確認月: 2026年5月