光熱費の悩み

「なんとなく流しっぱなし」で大損?水道代を見直す前に確認したい、毎日の使い方チェック

読む目安: 約8分

「なんとなく流しっぱなし」で大損?水道代を見直す前に確認したい、毎日の使い方チェックのアイキャッチイラスト
こんなお悩みありませんか?
  • 電気代やガス代に比べて、水道代はどうやって節約すればいいのかピンとこない
  • 歯磨きや食器洗いのときに、つい水を流しっぱなしにしてしまう家族がいてイライラする

この記事でわかること家庭内の水の消費場所の割合と無駄の発生箇所を特定し、シャワーの短縮、レバーの使い分け、ためすすぎ等の具体的な削減シミュレーションと使い方チェックリストを提供します

「ねえ、歯磨きしてる間、水流しっぱなしにせんといて!」

洗面所やキッチンからジャーっと水が流れ続ける音が聞こえるたび、つい家族に注意してイライラしてまうこと、ありませんか?

かつてのわが家でも、シャワーを使う時や食器を洗う時に、何気なく水を流しっぱなしにするのが日常になっていました。水道代は2ヶ月に1回の請求が多くて感覚が麻痺しがちですが、じわじわと家計を圧迫しているんですよね。

電気やガスと違って「食べる量を減らす」ような我慢をせずとも、ちょっとした日々の『流し方の習慣』を変えるだけで、年間で数千円〜数万円単位の節約になります。

今回は、わが家の失敗から生まれた、無理なく水道代を抑えるための「使い方チェックリスト」と、効果の大きい「場所別の節水テクニック」をご紹介します。

わが家の水道利用・節水取り組み状況

お風呂やキッチンでの無駄な流しっぱなしを抑えるため、各自のクセを話し合ってシャワー時間の見直しや節水シャワーヘッドの導入を行いました。

シャワーの流しっぱなしに注意

水道の使い方・節水への関わり

  • お風呂(シャワー)
  • 洗車(ホース)

ためすすぎの徹底など

水道の使い方・節水への関わり

  • キッチン(食器洗い)
  • 洗濯(お風呂残り湯)

長女(高2)

シャンプー時の出しっぱなしに注意

水道の使い方・節水への関わり

  • お風呂(シャンプー・トリートメント)
  • 洗顔

次女(小6)

こまめな消水を練習中

水道の使い方・節水への関わり

  • 歯磨き・うがい
  • 学校のプール準備

水道代の約4割はお風呂!シャワーの流しっぱなしが最大の無駄原因

一般的な家庭で、水が最も多く使われている場所はどこだと思いますか?

東京都水道局などの調査によると、家庭で使われる水の約40%がお風呂、次にトイレ(21%)、炊事(18%)、洗濯(15%)となっています。

つまり、水道代を効果的に減らすなら、ダントツで使用量の多い「お風呂」と「トイレ」を狙うのが一番近道です。

特にシャワーは、1分間出しっぱなしにするだけで約12リットルもの水が流れます。

15分間シャワーを出しっぱなしにすると約180リットル。これは一般的なお風呂の浴槽1杯分とほぼ同じです。

家族4人がそれぞれシャワー時間を3分ずつ短縮するだけで、毎日約144リットル(1ヶ月で約4,300リットル!)もの水を節約できる計算になります。ほんま、ちょっとの意識で大きな差が出ます。

水道代の主な消費場所と見直しターゲット
使用場所使用割合主な無駄の発生原因効果大の節水アクション
お風呂・シャワー約 40%シャンプー中の出しっぱなし、浴槽の残り湯の廃棄節水シャワーヘッドの導入、シャワー時間の短縮、残り湯の洗濯利用
トイレ約 21%大小レバーの使い分けをしていない、二度流し大・小レバーを正しく使い分ける、音消し目的の無駄な二度流しをやめる
キッチン(炊事)約 18%食器洗い時の流水すすぎ、食材の流水解凍洗い桶を使った『ためすすぎ』の徹底、流水解凍をレンジや自然解凍にする
洗濯約 15%少量の洗濯物での毎日運転、すすぎ回数の過剰設定まとめ洗いによる運転回数削減、すすぎ1回で済む洗剤への切り替え

今日からできる!効果の大きい3つの節水アクション

我慢せずに、今日から家計を軽くするための効果的な3つの節水アクションを箇条書きで整理します:

  • 節水シャワーヘッドに交換する
    最も効果が大きく簡単な方法です。取り替えるだけで、水の勢いを保ったまま約30%〜50%の水をカットできます。2,000円〜4,000円程度のシャワーヘッドなら、数ヶ月で元が取れます。
  • 食器洗いは「ためすすぎ」にする
    水を出しっぱなしで食器を1枚ずつ洗うと、約110リットルの水を使いますが、洗い桶にためた水でまとめて洗う(ためすすぎ)にすれば、使用量を約20リットルまで減らせます。実に90リットル近くの節約です。
  • トイレの「大小レバー」を使い分ける
    トイレを流すとき、なんとなくいつも「大」で流していませんか?「大」は1回約6〜8リットル、「小」は約4〜6リットルと水量が異なります。小で流せるものは必ず小にする。これだけで毎月の水道代に差が出ます。

『お風呂の残り湯』を洗濯に使うのは本当にオトク?

節約の定番テクニックとして有名な「お風呂の残り湯での洗濯」。

浴槽の残り湯(約180リットル)のうち、洗濯の「洗い」段階で約40〜50リットルを使用すれば、年間で約5,000円前後の水道代削減になります。

でも、「ホースをセットするのが面倒」「お湯が冷めていて効果が薄い」「雑菌が気になる」という理由で、ストレスになっている方も多いのではないでしょうか。

節約を長続きさせるコツは、無理をしないことです。

衛生面を考慮し、「洗い」の段階だけ残り湯を使い、「すすぎ」には必ずきれいな水道水を使うというルールにすれば、清潔さを保ちながら水道代をしっかり浮かせることができます。

ストレスを感じるなら、まずはシャワーヘッドの交換など、「一度やれば自動で効果が続く仕組み」を優先させるのが賢い選択です。

家庭の水道利用&節水アクション別の年間削減目安(4人家族)
削減できる水量の目安手間と難易度実践のポイント・コツ
1節水シャワーヘッド交換約 15,000 リットル / 年4,500円設定のみ(極低)勢いを落とさず30%〜50%節水できる製品を選んで取り付ける
2シャワー時間の短縮(各自-3分)約 52,000 リットル / 年15,000円都度(中)シャンプー中や体を洗う間はこまめに蛇口を止めるのを意識する
3食器洗い時の「ためすすぎ」約 32,000 リットル / 年9,600円都度(中)洗い桶に水をためて予洗いし、最後にまとめて水ですすすぐ
4トイレの大小レバーの使い分け約 14,000 リットル / 年4,200円都度(低)大で流す必要がないときは、必ず「小」レバーを意識して使い分ける
5お風呂残り湯の洗濯利用(洗いのみ)約 15,000 リットル / 年4,500円都度(高)お湯が温かいうちに洗濯する。すすぎには必ずきれいな水道水を使用する

家庭の水道利用&節水アクション別の年間削減目安(4人家族)

優先度
1
節水アクション
節水シャワーヘッド交換
削減できる水量の目安
約 15,000 リットル / 年
年間節約目安 (水道代)
4,500円
手間と難易度
設定のみ(極低)
実践のポイント・コツ
勢いを落とさず30%〜50%節水できる製品を選んで取り付ける
優先度
2
節水アクション
シャワー時間の短縮(各自-3分)
削減できる水量の目安
約 52,000 リットル / 年
年間節約目安 (水道代)
15,000円
手間と難易度
都度(中)
実践のポイント・コツ
シャンプー中や体を洗う間はこまめに蛇口を止めるのを意識する
優先度
3
節水アクション
食器洗い時の「ためすすぎ」
削減できる水量の目安
約 32,000 リットル / 年
年間節約目安 (水道代)
9,600円
手間と難易度
都度(中)
実践のポイント・コツ
洗い桶に水をためて予洗いし、最後にまとめて水ですすすぐ
優先度
4
節水アクション
トイレの大小レバーの使い分け
削減できる水量の目安
約 14,000 リットル / 年
年間節約目安 (水道代)
4,200円
手間と難易度
都度(低)
実践のポイント・コツ
大で流す必要がないときは、必ず「小」レバーを意識して使い分ける
優先度
5
節水アクション
お風呂残り湯の洗濯利用(洗いのみ)
削減できる水量の目安
約 15,000 リットル / 年
年間節約目安 (水道代)
4,500円
手間と難易度
都度(高)
実践のポイント・コツ
お湯が温かいうちに洗濯する。すすぎには必ずきれいな水道水を使用する

スッキリ解決! アクションリスト

  • 自宅のシャワーヘッドが交換可能か調べ、節水シャワーヘッドを導入する
  • 歯磨き、洗顔時には必ずコップや洗面器を使い、流しっぱなしをなくす
  • キッチンに洗い桶を導入し、食器洗いは「ためすすぎ」をルール化する
  • トイレのレバーは、毎回意識して「大」と「小」を使い分ける
  • お風呂の残り湯を洗濯に使う場合は、「洗い」のみに使用し「すすぎ」は清水で行う
わが家のメモ

昔のわが家では、食器を洗うときも、子どもたちが手を洗うときも、蛇口を全開にしてジャーっと出しっぱなしにするのが普通でした。あるとき、2ヶ月分の水道代の請求が1万5千円を超えて「え、こんなに高いん?」と驚き、使い方を見直すことに。まず節水シャワーヘッドに替えて、歯磨きのときはコップを使うようにしただけで、次の請求から水道代が2千円近く(年間で1万円以上!)安くなりました。流しっぱなしを止めるのは最初はちょっと面倒に感じますが、慣れてしまえばそれが当たり前になります。無理のないところから、ぜひ試してみてくださいね。

最後に:実践する前のお願い

本記事で紹介している節水効果や削減金額は、一般的な水道料金単価(1立方メートルあたり約300円※下水道料金含む)をもとに、4人世帯での平均的な使用実態から試算した一例です。実際の水道料金および削減額は、お住まいの自治体(水道局)の料金体系や基本料金の割合、下水道使用の有無、ご家庭の給湯器・設備の仕様によって大きく異なります。お風呂の残り湯を洗濯に使用する際は、入浴剤の有無(洗濯利用可能な製品か)や衛生面に十分配慮し、ご自身の判断で行ってください。

確認した公式情報

家庭での水の使い方や、具体的な節水の目安については、東京都水道局のガイドラインなどを参考に整理しています。